道の駅大谷海岸の産直の出荷者さんは、おおよそ150人。野菜農家さん、海産物の漁師さん、桑の葉農家さん、酪農業の法人企業さんにクローズアップ!仕事にかける思い、商品のこだわりをご紹介します。
道の駅大谷海岸直売組合組合長 芳賀勝英さん
ヒラメ・カレイ・アイナメ・タコ・鮭など
道の駅大谷海岸直売組合の組合長を務めている、組合長の芳賀さん。道の駅から最も近い日門漁港に舟を持ち、主に刺し網を仕掛けて漁獲。現在まで50年以上漁業に携わっています。
「朝に漁獲した魚は、市場を通さず道の駅に直送されるため、鮮度が良く、安く提供出来ることが強みになっている」
季節によって回遊する魚も違うため、その時期ならではの魚を楽しめます。産直内に設けられた水槽では、活魚も販売しています。ぜひご利用ください。
「蔵内之芽組」代表 及川淳宏さん
ホタテ・ホヤ養殖・わかめ(産直内にはホヤを販売)
東日本大震災以前、1人で漁師をしていた代表の及川さん。「震災後、1人で仕事をすることに限界を感じていた中、全国からボランティアの方々が多く駆けつけて助けてくれた」「皆で力出し合うことで、スムーズに作業が進み、気持ちにもゆとりができた」その経験から、地元漁師さん達に声を掛け『 蔵内之芽組 』という団体を結成。
「助けてくれた多くの人たちへの恩返しがしたい。新たな仲間達と最高のホヤを育て、多くの人に届けたい」
太平洋の荒波にもまれ、身がしっかりした濃厚な味のホヤは、鮮度を保ったまま道の駅に直送されます。ぜひご賞味あれ。
野菜農家 金野政義さん
玉ねぎ・枝豆・ブロッコリー・人参・大根・かぶ・じゃがいも・ほうれん草など
市の職員として勤め、趣味で農産物を生産していた金野さん。定年を迎えた現在は専業農家に。在職中は農業部門に関わることが多かったため、地域のネットワークも広がり、そこで知識を習得。今では、畑とハウス栽培で多数の野菜を生産しています。
「 在職中から、定年したら自分で作ったものを販売したい、という想いが強かった 。実際に現地で感じ取り、学び、美味しいものを作ることを大事にしている」
「出荷前に自分が実際に食べ、美味しいと思ったものだけを出荷。なにより、当日に出荷したものは翌日には持ち越さない、これをモットーにしている 」
『多くの人に食べて欲しい』との想いから、お求めやすい価格での提供。お昼ころには売り切れることもあるとか。季節ごとの出荷野菜を、味わいたいですね。
大唐桑栽培愛好会代表 玉川浩嗣さん
大唐桑の葉、果実の加工品として、大唐桑パウダー・お茶・パスタ・うどん・ジャム
唐桑地区で育てられる桑の木は、果実も葉も通常の2倍ほど成長します。養蚕で、使用されることが多い桑の葉ですが、『大唐桑』は葉は『パウダー』や『お茶』に、果実は『ジャム』として加工し販売されています。
「 大唐桑はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富。食物繊維も含まれており、便通改善にも効果がある。また血糖値の抑制や高血圧の抑制にも効果があり、糖尿病予防にもつながると注目されている」
道の駅では、『大唐桑茶』『桑うどん』『桑パスタ』『桑の実ジャム』を取り揃えています。是非一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
農事組合法人モーランド代表理事 及川義紀さん
牛乳・ヨーグルト・ババロア・アイス
酪農が盛んな本吉町に位置する、モーランドさん。乳牛の育成牧場として、人工授精で受胎させ、生まれる2か月前に酪農家さんの元へ返すという事業を行っています。施設内には『レストラン』『体験施設』『木製アスレチック』『パークゴルフ場』などがあり、あそべる!まなべる!レジャー牧場として、楽しめる観光スポットになっています。
「地元の酪農家さん達から生産された生乳を使用し、低温殺菌製法で作っている。それを瓶詰めすることで、本来の搾りたての味わいを楽しむことができる」「ヨーグルトは、生乳91%使用することで、他にはない濃厚な味わいなのが特徴だ。原価は高くなるが、美味しいものを届けていきたい」
道の駅の産直にてお買い求めができます。ファストフードのはまカフェでは『スムージー』や『カフェラテ』にも使用されていますので、こだわりの味わいをお楽しみください。